50代でもいきいきしている人と、そうでない人は何が違うのか。脳科学者の茂木健一郎さんは「いくつになってもパッション(情熱)を求めることが大事だ。それが脳の老化を防ぎ、いつまでも若々しく魅力的な人物でいられる」という――。

※本稿は、茂木健一郎『50歳からの「一生使える脳」のつくり方』(三笠書房・知的生きかた文庫)の一部を再編集したものです。

笑顔の女性
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50代で情熱がないと、脳の老化がどんどん進む

「最近物忘れが激しくなってきた」
「近頃めっきり運動不足だ」
「人とのコミュニケーションが煩わしい」

こうしたことに身に覚えがある50代の方もいるのではないでしょうか。

新しいことにチャレンジする意欲や、何かに熱中するためのパッション、すなわち情熱がなくなると、脳の老化がどんどん進んでいってしまいます。

たとえば今50代であれば、5年後、10年後に脳がどれくらい活性化されているのかというのは、「脳の通知表」のようなもので、今現在の脳の使い方や活かし方によって決まってきます。

つまり、50代の方が60歳、70 歳、80歳になったときにどういう脳になるかというのは、もう既に今から決まっているということです。

日々の積み重ねの結果が80歳のときの脳の状態を決めるということは、脳が老化してしまってから突然焦って「明日からやろう」と思っても無理だということになります。

「継続こそ力なり」を信条にしている方も多いとは思いますが、この言葉は脳を活性化するためにあるとさえ私は思っています。

やはり、脳を活性化させるためには、付け焼刃では絶対無理であって、長い年月継続して脳を使い続ける以外にはないというのが脳科学者としての私の意見なのです。