ネイティブとの「壁」をどう乗り越えるか

ネイティブスピーカーに比べて、私達日本人にハンディキャップがあるのは当然のことです。ですから常にトップギアの状態にしておきます。集中するための労力ははるかに大きい。集中しっぱなしだった1日が終わると時差の影響もあり心身ともにくたびれます。

私は、決して英語が嫌いというわけではありません。日本の大学では英語サークルにも入っていましたし、アメリカ留学や、アメリカやスイスでの勤務を経て、現在の仕事でもほぼ毎日英語を使っていますので英語はとても身近に感じています。英語力を上達させるために、自分なりに様々な工夫もしてきました。

それでも私の英語は、ネイティブにはほど遠いレベルです。子どものころから英語を使う環境で育った人たちと、日本だけで生活をしてきた私たちの間には、高く厚い壁が確実にあります。

その壁の存在を謙虚に受け止めて、どう乗り越えるかを考えなくてはなりません。もちろん壁は、英語だけの問題ではありません。日々の仕事でも、グローバル環境での成果を常に問われています。

その壁をどう乗り越えるか、どう工夫して突き破るかを、考え続け実践することが自分自身の成長につながるのです。

※本記事は書籍『いばる上司はいずれ終わる』からの抜粋です。

【関連記事】
「傲慢なエリート」が時代遅れになる理由
あなたの勉強法でわかる「未来の年収」診断書
出身大学は出世にどこまで影響するのか
「ウソをつく人、ごまかす人」は出世競争に勝てるか
出世した同期に嫉妬しない人は「大出世」