大きな目標・予定は欄外にメモしておく
漠然とした目標では、達成できないことがほとんどです。予定についても、いつかしようと思っているだけでは、いつかはやってこないものです。目標や予定が大きいほど、実行に移すのは難しいといえるでしょう。
このようなことにならないためにも、大きな目標や予定は月間スケジュールの上の余白に大きめの字で簡潔にメモしておくといいでしょう。これならスケジュールを確認するたびに目に入りますので忘れることはなく、自然と意識できるようになります。
主なスケジュールがウィークリーで大きな目標や予定が多い人は、ウィークリーの上の余白にメモしておくといいでしょう。また、その年の目標や予定は、年間計画表の上の余白にメモしておくのもいいでしょう。
できれば仕事とプライベートの大きな目標や予定をメモするようにしてみてください。これはいうまでもなく、プライベートも充実させるためです。まじめな人ほど、どうしても手帳の活用が仕事中心になり、プライベートが疎かになってしまいますので、試してみてください。
プライベートの記録として、読んだ本や観た映画、食べに行った飲食店のメモを残したいと考えている人も結構いるでしょうが、なかなか続かない人も多いかと思います。私も、これらのメモをつけるのが苦手です。
私の場合、本や映画の記録は作品名と著者・監督をメモし、10点満点で評価しているだけです。たったこれだけの記録でも、1カ月、1年間でどれだけ本を読み、映画を観たのかが分かるため、少ない場合は読書や映画鑑賞の時間が確保できるよう時間の調整をするようになります。また、記録の履歴を見返して高評価の作品の著者・監督のものは、ほかの作品もチェックするようになりますので、役には立っています。
食べに行った飲食店の記録は、おいしかった店のショップカードなどを手帳のメモページに貼っているだけです。たったこれだけのことでも、店の名前を忘れることはなくなります。手帳を見返したときに、また行こうと思え、カードの情報で詳細を確認できるようにもなります。
このように手帳でできる基本的なことをルール化して簡潔にメモしていくだけでも、簡単に手帳を活用することにつながるかと思います。