カードはどうやって管理すべきか?

マイナンバーが記載されている「通知カード」や「個人番号カード」だが、落としたり盗まれたりしたときのことが心配になる。「個人番号カード」は顔写真つきなので簡単になりすましはできないが、提示先がつねにしっかり顔を確認するとはかぎらない。

「もし個人番号カードを紛失したら、まずコールセンターに連絡して利用停止を申請してください。カードを再発行してもらうこともできますし、市区町村に連絡してマイナンバー自体を変更することも可能です。一方、通知カードは単独で使用することができないため、紛失しても利用停止は必要ありません。ただ、再発行やマイナンバーの変更は可能です」

通知カードや個人番号カードを紛失すると何かと面倒。普段、カードはどのように保管するのが賢いのか。水町弁護士のアドバイスはこうだ。

「マイナンバーカードの利用頻度は、年金手帳より多く、銀行のキャッシュカードより少ないというイメージ。感覚としてはパスポート・保険証と同じくらいの重要度。普段は家で大切に保管して、必要なときだけ持ち出すといった管理でいいでしょう」

(図版作成=ライヴ・アート)
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