結婚、出産、マイホーム購入……人生にはいろいろな分岐点がある。その都度、「現在加入の保険がベストかどうか」不安──。そんな人に、家計再生コンサルタントの横山光昭氏がお届けする、世代別・家計別の保険の見直し術。
A:「とりあえず賃貸」家計
年収:夫500万円(ボーナス年間80万円)妻206万円(同50万円)
貯蓄額:560万円
家族構成:夫37歳(公務員)、妻36歳(建設会社事務)、子2歳(男)
年収:夫500万円(ボーナス年間80万円)妻206万円(同50万円)
貯蓄額:560万円
家族構成:夫37歳(公務員)、妻36歳(建設会社事務)、子2歳(男)
「とりあえず賃貸」の家計は、夫が転勤族で単身赴任も多いため、家の購入の検討をしたことはない。貯金を月々10万円以上、ボーナスからも90万円するなど、もともと家計は手堅かったものの、保険見直しは一度もしないままだった。加入していたのは親戚から紹介されるままに入った定期保険特約付き終身保険で、夫婦とも「保険はどれも同じ」という考えの持ち主だ。
「定期保険特約付き終身保険は、アカウント型終身保険に似て、更新時に月の保険料が上がる商品です。30代前半の今は2万円弱ですが、40代、50代になると3万~5万円になります。その代わりに提案したのが、収入保障保険です。もう一人子供がほしいということだったので2人の子供が独立するまで、つまりご主人が65歳になるまで収入保障が受けられる設計に」(横山さん)