結婚、出産、マイホーム購入……人生にはいろいろな分岐点がある。その都度、「現在加入の保険がベストかどうか」不安──。そんな人に、家計再生コンサルタントの横山光昭氏がお届けする、世代別・家計別の保険の見直し術。

最初から、「理想の保険」を目指さない

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ライフイベントとともに必要な保険保障額は変わる

給料が手取り28万円なのに、保険料は毎月6万円――。そんな人が実在します。保険内容や保障額が手厚くても、家計に占める割合が大きすぎるのは明らかです。似た事例は、どの世代でもしばしば見受けられます。

家計は、「木の幹」のような存在。幹からは「支出」の枝が伸びて葉がついている。保険もその枝のひとつです。いくらいい保険でも、その保険料を支える幹が細ければ枝が重くてダラリとたれさがってしまいます。そんな枝がついたら屋台骨の幹に大きな負担がかかってしまう。