求められるのは「神様」ではなく「狂人」
2018~2022年の期間で血尿を出しながら700億円を集め切り、ジャングリアを実現した森岡氏の偉業そのものは、決して軽くみられるべきものではないだろう。
USJ時代には400時間モンスターハンターをやりこんでカプコン社とのコラボ案件に向き合ったり(※5)、ネスタリゾート神戸の再建案件では自身が2019年に狩猟免許まで取得し、毎冬には北海道にこもるようになったりと、この現場で消費者を憑依される森岡氏の情熱そのものは本物だと感じる。
森岡氏の「『狂人(猟師)』と『凡人(ユーザー)』に憑依して、2つをつなぎ合わせたベクトルの上に解を見つける」という言葉に沿うならば、ウォルト・ディズニーも神近義邦も澤田秀雄もまちがいなく「狂人」であった。
常に消費者と同じ条件にたって真の意味で消費者を理解する、という彼の姿勢がある限り、ジャングリアを手掛ける刀とジャパンエンターテイメントは、「必勝」ではなく「常勝」に持ち込むことは十分に可能だと筆者は感じる。
※5 森岡毅 『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』(KADOKAWA)
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