夜や土日も働くこと前提のスケジュール
いまはコンサルもホワイト化が進んでおり、そこまでひどい話は聞かなくなったが、それでもやっぱりコンサルタントは忙しい。土日も悠長に休んではいられない。プロジェクトが始まると、2週に1回、下手をすると毎週クライアントのところへ行き、何十枚ものプレゼン資料を作らねばならないのだ。土日も働くこと前提でスケジュールが組まれていたりするし、少しでも毎日の睡眠時間を確保することを考えると、やっぱり土日も働かないわけにはいかない。
私もコンサルタントになってから10年以上が経っているが、正直プロジェクト期間中に土日を丸々ゆっくり過ごした経験はほとんどない。それでは、休日とは言わないのでは? と思われるかもしれないが、そんなことはない。土日は上司のプレッシャーがないこともあり、心を落ち着かせて、溜まった仕事をこなせるありがたい日だ。
さらに、最近は減ったとはいえ、コンサルは短納期での仕事が多い。夜に資料を仕上げて上司に送り、夜中に上司から送られてきた修正指示を早朝に起きて対応し、朝一番で資料を仕上げたりは日常茶飯事だし、常にいつ仕事を振られるか気を張っていないといけない。医者の友人が「職場を離れていたとしても夜中でも平気で呼び出されるから気が休まるときがない」と言ったのを聞いて、全く同じ状況だと思ったこともある。
頭の中から仕事がなくなることがない
しかも、物理的に仕事をしている時間だけではなく、一見休んでいるように見える時間も頭の中は仕事に支配されている。コンサル仕事は難しいものが多い。考えて考えて考えた結果、何とか考えついたみたいなアウトプットも多い。
「週刊少年ジャンプ」で連載している漫画家が毎週締切に追われているように、プロジェクト中のコンサルタントもずっと締切とアウトプットに追われており、頭の中から仕事がなくなることがない。これは辛いことではあるが、考え続けることが好きな人にとっては楽しいことでもある。それでも、そういう状態が長く続くとやっぱり人は疲れてしまう。だから、強制的に頭を真っ白にするために、サウナに通ったり、ジョギングをしたりする。
そして、そこまで詰めて考えなければならない仕事だからこそ、早く成長しないと仕事がこなせるようにならない。したがって、周りからの成長圧力が強い。コンサルタントは常に一つひとつのタスクを最低限の時間的コストで終わらせ、かつ、そこから最大限の学びを得て成長することが求められる。毎週上司とのMTGが設定され、今週の自分の働きはどうだったか、成果が出たか、何が課題だったか、来週はその課題をクリアするためにどのように行動すべきかを説明しないといけないのだ。

