相手との「境界線」が心を守る
そして何より、感情をなぞりすぎないことはあなた自身が長く「聞き手」であり続けるために不可欠です。控えめな人は空気を読み、小さな変化に気づく繊細なセンサーを持っています。そのセンサーを全開にして相手の感情をなぞり続けてしまうと、あっという間にあなたの心はオーバーヒートしてしまいます。
話を聞いたあとにどっと疲れてしまった経験がある方は、話を聞くとき、心の中でこんな線引きをしてみてください。
・これは相手の感情
・私が感じているのは「理解しようとする感覚」
この一歩引いた視点があるだけで、心の消耗の度合いは大きく変わります。
「ここから先は背負わない」という線引き
また、聞き終わった後におすすめなのが、「私は今、何に反応していたのかな?」と振り返ることです。
・「助けなきゃ!」と思った
・「怒り」に引っ張られた
明確な答えを出す必要はありません。ただ言語化するだけで、絡まった感情は自然と手放されていきます。
「ここまでは聞く、ここから先は背負わない」
控えめな人にとってのセルフケアは、感情の境界線を確認することなのです。相手が「私が悪いんですよね……どうしたらいいんだろう……」、こんな言葉を発した場合、正解を出さなきゃ、助けなきゃと思うと、自分に負荷をかけてしまいます。
線を引くには、
「自分を責めてしまう気持ちが強くなっているんですね」と受け止め、「いくつか選択肢はありそうですが、まず整理をしたい事はどんな事ですか?」など、主導権を相手に返します。
評価も解決もしない、助けすぎないことが、相手の自立も、あなたの心も守っていきます。この境界線を持てるようになると、「聞く力」を長く安定して発揮できるようになります。
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