ハザードマップに色がなくても「安全」とは限らない

豪雨から5日後、私は千葉県内の被災地を取材した。

これまで数々の災害現場を見てきた私が最も驚いたのは、「大雨災害が起きそうにない都市部」で甚大な被害が発生していたという光景である。

氾濫した川は、水面から道路まで5メートル以上の高さがあり、危ない川には到底見えなかった。千葉市中心部の広く平坦な道路脇に、浸水して動けなくなった車が何台も放置されていた。