1日1分で始められる「長生き呼吸法」習慣

自律神経を整える「長生き呼吸法」の基本は、「鼻から3秒吸い、口から6秒吐く」という、「1:2」のリズムです。この呼吸法を覚えたら、次のような動作とともに行ないます。

(1)足を肩幅程度に開き、まっすぐ立つ。肩の力を抜き、両手を脇腹に当てて、肋骨の下を軽くつかむ。

(2)3秒間、鼻から息を吸いながら、上体をそらして両手の力を緩める。

(3)6秒間、口からゆっくり吐きながら、上体を前に倒し、両手で脇腹の肉をおへその側に集め、腸に痛くない範囲で、適度な刺激を与える。

以上で1セットです。1日1分程度でもいいですし、何度やってもOKです。

さらには夜寝る前、副交感神経を優位にして、睡眠の助けになる呼吸法も紹介しておきましょう。

(1)足を肩幅程度に開き、まっすぐ立つ。両手を上に伸ばして手首をクロスさせ、鼻から3秒息を吸う。

(2)一気に力を抜いて両手を下げ、口から6秒息を吐く。

これを繰り返すことで、全身からほどよく力が抜けます。睡眠前の習慣に取り入れておくといいでしょう。

加齢と共に副交感神経は低下する

「免疫力」という言葉は、新型コロナウイルス感染症の流行以降、それまでに増してよく語られるようになりました。免疫力がなぜ重要なのかといえば、病気にかかりにくく、そしてかかっても回復をスムーズにするためです。

胸に手を当てている女性
写真=iStock.com/hidez
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ところで、人間が病気になってしまう原因には、大きくはこの「免疫系」にトラブルがあるか、「血管系」にトラブルがある場合に分けられます。血管と聞いてピンと来た方は優秀です。結局、どちらにも自律神経の乱れが深く関わっています。自律神経が乱れていれば両方悪化し、整っていれば両方よくなるわけです。

つまりは、免疫力を上げたいなら、自律神経のバランスをよくすることをおすすめします。男性は30代、女性は40代にさしかかると副交感神経が低下する傾向にあり、自律神経のバランスは乱れてきます。それに伴い免疫力も下がり、血管も老化して、病気にかかりやすくなっていってしまうのです。

ということは、そのくらいの年齢になったら、意識的に副交感神経を上げるための行動をとるといいことになります。自律神経のバランスが整いやすい運動をうまく取り入れて、健康的に体力の維持を目指せるといいでしょう。