プロが推奨する「4つの防災グッズ」
各家庭で、万全の太陽光発電システムが難しくとも、携帯型のソーラーパネルとポータブル電源、小型の冷風扇や扇風機、あるいは空調服などを防災セットに組み込むことを考えてほしい。
そして、熱中症等につながるトイレの我慢をしなくて良いように、非常用トイレの備蓄を少なくとも10日程度に増やすこと。自宅で在宅避難ができれば、水が出なくとも、流せなくとも慣れた自宅の便器が活用できる。出した後の排泄物の防臭や、置き場所なども考慮しておく必要がある。
まずは我が家が地震で倒壊して亡くならない備え、次に家具の転倒等で怪我をしないことを意識したい。地震から怪我なく生き延びた後は、猛暑から生き延びるということが必要な段階になる。直接死を免れたら、災害関連死に至らないことが重要になってくるのだ。
アウトドアやキャンプの技術を日常に取り入れ、いざという時にも「涼」と「衛生」を自分たちで確保する力――これこそが、真夏の巨大地震から命を守る唯一の防衛策となる。暑さとは対極にある極寒の真冬の備えとともに、住んでいる地域、住み方(戸建て・マンション)、家族構成などを踏まえた備えが不可欠だ。
来るべき「その日」が、過ごしやすい季節や凍てつく冬だけではなく、灼熱の夏にやってくる可能性に、私たちはもっと敏感にならなければならない。


