「社長が守ってくれる」安心感

先に触れたように、カーベルはかつて入社後1年間での離職率が60%もありました。実力主義であっても、さすがに酷い数字だと自分でも思います。

伊藤一正『悩んだら、「好きか大好きか」で動け! 創業以来20期連続黒字、年商92億円社長が経営の“決め技”を公開』(ワニ・プラス)
伊藤一正『悩んだら、「好きか大好きか」で動け! 創業以来20期連続黒字、年商92億円社長が経営の“決め技”を公開』(ワニ・プラス)

しかし、先述の自考自成スタイル、おもてなし、社内表彰、間違った福利厚生による独自の社風で離職率を8%台まで下げることができました。

これは自然にそうなったわけではなく、すべてが工夫と仕掛けの賜物です。

いわゆるホワイト企業がやっていることではなく、どちらかと言うと、ブラック企業だと指摘されても言い訳ができないような、泥臭いことしかしてきませんでした。私が心掛けたのは、

「社員を大切にする」
「伊藤社長は恐いけど何があっても守ってくれる」

そんな安心感をベースにした社長と社員の人間関係の構築とチーム創り。これが小さくても強い会社創りに欠かせない基盤だと思います。

「ブラック企業」と言われるかもしれない厳しさや泥臭さを超えた先にこそ、本当の強さが宿ると私は信じています。

当社の実例が、皆さんの会社を「明るいブラック企業」「小さくても強い会社」にするヒントになれば幸いです。

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