お金だけでなく家事分担や思いやりも大切

高齢化が進む日本では、社会保障費の問題が年々大きくなっているので、元気なうちは働き続けることも大事ですが、健康に留意して病気にならない身体づくりも重要です。介護職は大変な仕事で、離職する人ももちろん多いのが実情ですが、Aさんの息子さんは、自分の人生をやり直すためにかなりの覚悟を持って挑まれたのだと思います。

もちろん、介護職が唯一の答えではありません。

自分自身の性格や体力に合う仕事を探しながら、少しずつ収入を増やしていくことが、親子の家計を安定させる第一歩となります。そのためには“副業”や“週末アルバイト”といった手段もあるでしょう。

他にも、住まいが広すぎるようであれば、介護に適した小さな住まいに移り住むことも選択肢の一つとなります。

血のつながった親子が同じ屋根の下で暮らし続けるのは、簡単そうで実はとても難しいところもあるため、お金の問題だけでなく、家事分担や会話、お互いの思いやりなどにも心がけて助け合っていく必要があります。

ソファに座って笑顔で話す男性と高齢の母親
写真=iStock.com/Edwin Tan
※写真はイメージです

親子が協力し合い、できることから一歩ずつ進めば、老後の家計は必ず立て直せます。大切なのは、諦めないことです。

【関連記事】
「年金だけで暮らす人」は早々に手放している…50代までに捨てておくべき「老後のお金を食い潰すもの」8選
地方衰退の一番の原因は「人口減少」ではない…山口の超富裕層が「住民税43億円」をまるっと抱えて移住した理由
バフェットも「現金は危険だ」と警告した…オルカンでもS&P500でもない、インフレ時こそ強さを発揮する「資産」
台所を見れば認知症の予兆がわかる…介護のプロが断言「物忘れ」よりも早く気づける"食卓の異変"
「年金だけで暮らす人」は定年前に手放している…大掃除で捨てるべき"老後のお金を食い潰す"無駄なもの2つ