適性のある人物にいきなり権力を与えない

「統率が大事」ということは共通である一方、アメリカのリーダー観というのは、日本の部活カルチャーとは、本質的な部分で違いがあります。リーダーシップをどう発揮していくのか、またどんなスキルが必要かという面では、まったく違うと言ってもいいでしょう。

まず、リーダーをどうやって選ぶかですが、たとえばバスケやサッカーなどの得点王は、あまり選ばれません。タイムを競う水泳や陸上の場合も、最高のタイムを出して対外試合で活躍する選手は、キャプテンにしないことが多いのです。

そうではなくて、実力では2番手グループの上級生から、リーダー適性のある人物を選びます。その上で、リーダーには、いきなり権力を与えることはしません。そうではなくて、まず「権威を身につける動作」を覚えさせます。