不安で無駄な保険に加入するのは本末転倒

・2000万円ないと破綻する
・いまの若者は地獄の老後
・年金はもうダメ

こういう“極端な話”が不安を大きくします。でも実際は、「赤字はいくら?」→「何年生きる想定?」→「増やす方法はある?」と、順番に整理すれば、ちゃんと数字で見えてきます。老後は「運任せ」ではうまくいきません。計算できる未来なので、自分で考えて手を打っていきましょう。

「老後、そんなに怖がらなくて大丈夫」ここでいちばん伝えたいのは、これです。老後って、あなたがイメージするほど地獄じゃない。「大変だ」「2000万円必要だ」「年金制度は崩壊する」。そんな言葉ばかりが先行しているから、必要以上に怖がりすぎている人が多いんです。老後が不安なあまり、無理な備えをしてしまう人もいます。

たとえば、保険の営業員にすすめられて月3万円の変額年金保険に加入。でも、「給与に対して負担が重い」「生活がきつい」ということで、結局途中解約して損してしまう。これでは本末転倒です。不安に振り回されると、冷静な判断ができなくなります。

こんな相談もありました。

大きな貯金箱と増加する負担グラフ
写真=iStock.com/Sadeugra
※写真はイメージです

先に優先するのは「いまの生活」

「子どもが生まれたので、どんな個人年金保険に入ったらいいですか?」話を聞くと、共働きで老後はそこまで心配ない状況。そのときに優先すべきなのは何か? 老後よりも、「親にもしものことがあったときの死亡リスク」「子どもの教育費」。まずは収入保障保険などで「家族を守る準備」。老後はその“あと”です。準備には順番がある。ここを間違えると、いまの生活が苦しくなってしまいます。

老後が心配だからといって、「旅行をやめる」「自己投資をやめる」「生活レベルを必要以上に下げる」これはやりすぎです。将来のためにいまの生活の質(QOL)を落としすぎると、常に不安を抱えながら生きることになります。それって、幸せでしょうか? 現役世代がまず考えるべきは、「自分の価値を上げること」。

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