老化の最大の要因は「酸化」と「糖化」

今号では日本人約1万人を対象とした大規模調査からわかった「老ける習慣」「老けない習慣」を取り上げる。

この調査を行った山岸昌一医師(昭和医科大学医学部教授)は、およそ40年も前から、老化の悪玉物質である「AGE」(終末糖化産物)に着目して研究を続け、数百もの論文を世に発表してきた。数々の学会賞を受賞し、著書も多数あり、権威ある医師なのだが、全く偉ぶらない。親しみやすく、それでいて「根拠」となる部分を丁寧に説明してくれる。私がたくさんの取材先の中でもとりわけ信頼を置く医師だ。

山岸医師は、高校生のときに難病の血液の病気を患っていたという。治療と看護の末に回復したが、「このときに医師になることを決意し、全身に影響する内科疾患を扱いたいと思いました」と述べる。

(撮影=今井一詞)