日本にもっと前に出てほしい

まず理解しておくべきは、海外の意見が決して一枚岩ではないということだ。安倍氏を高く評価する声もあれば、批判的な声もある。それはごく当然のことだろう。

それでも、誰もがはっきりと一致している点が一つある。中国、ロシア、北朝鮮といった一握りの国々を除けば、世界の大半は、日本にもっとリーダーシップを発揮してほしいと願っているのだ。

これを意外に思う読者もいるかもしれない。日本には「出る杭は打たれる」という言葉がある。実際、戦後の日本は国際社会のなかでできるだけ目立たぬよう、前へ出ることを避けて懸命に低姿勢を保ってきた。だが世界が日本に求めているのは、まさにその正反対なのだ。「もっと前に出てきてほしい」「あなた方の知恵と経験を、私たちと分かち合ってほしい」。世界はそう言っているのである。