廃棄弁当で食いつなぐ日々
それでも鈴木氏の気持ちは揺るがなかった。1997年4月、「伊勢角屋麦酒」をスタートさせた。
オープン当初は地ビールブームの追い風もあり、ビールは造れば造るほど売れた。併設したビアレストランも毎日大盛況だった。しかしその熱狂は長くは続かなかった。半年後には潮が引くように客足が遠のいていった。
本業の餅店の売上が1億円程度だったにもかかわらず、ビール事業の設備投資に2億円以上をつぎ込んでいた。借金は膨らみ、自分の給料すら出なくなった。そんな状況が3年近く続いた。
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