一言一句、文章を読まなくていい

家事をしながらラジオやPodcastを聴く、という人も多いでしょう。娯楽として聴くのもよいですが、Audibleなどの本の音声配信サブスクや、Kindleでもスマホの読み上げサービスを使えば、家事時間が「読書時間」に変わります。

掃除中にヘッドホンで音楽を聴く女性
写真=iStock.com/Publishing Group
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お子さんがいらっしゃる家庭であれば、なかなか本を開いてゆっくり読書する時間をとるのも難しいと思います。小さな子どもを連れた電車移動などで、子どもを抱っこしながらイヤホンで読書をしているという話もよく聞きます。

ここで捨てたいのは、「読書は一言一句、文章を読まなければならない」というバイアスです。読書は、家事や子育ての「ながら」で、ラジオをかけっぱなしで聞くぐらいの感覚で「雑に」読んだとしても全く問題ないのです。

もちろん小説などゆっくり文章を味わいたい本もありますが、例えば新書やビジネス書といった、情報として知っておきたいタイプの読書では特にこの考え方が有効です。

「ながら読み」もまた読んだ経験の一つですし、そこから得た断片的な情報が、自分の知識の糧になったり、後々何かのニュースを見て「あのことか!」と繋がるかもしれません。何も得ない時間よりは、何かしらを「浴び続ける」時間にすることでインプットのハードルが下がります。

積ん読は宿命である

読書の悩みと言えば、もう一つ。多くの人が「積ん読」問題を抱えています。

読書が好きなのに、買った/借りたはいいものの、読めないまま本が山のように堆積していくのを見るのはしんどい。せっかくお金を出して手に入れ、限られた家のスペースを割いているのにもったいない気がするし、本や創り手に申し訳ない気もします。

しかし、実際には家にあるすべての本を、今の生活の中で読破するのは不可能です。家にある本を数えて、読むのにかかりそうな時間をざっくり計算してみて下さい。人によっては途方もない数字が出てくるかもしれません。

家に本が少ない私でさえ、現在の生活の中で自宅の積ん読を解消するには、数百時間が必要だと今計算してわかりました。積ん読状態は宿命であり、あなたの怠惰の結果ではないのです。