老後のつきあいは「物足りない」ぐらいで

友だちがほしくても、あるいは、より親しくなりたい友だちがいても、焦りすぎないことです。ここで利用したいのが「自己開示」と「相互開示」という心理です。

保坂隆『ムリなく気楽にちょうどよく 「ひとり老後」の人づきあいの知恵袋』(明日香出版社)
保坂隆『ムリなく気楽にちょうどよく 「ひとり老後」の人づきあいの知恵袋』(明日香出版社)

「自己開示」とは、自分の情報を相手に公開することで、そうすれば相手にも同程度の情報を公開したくなる心理(「相互開示」)が生じます。

つまり、友だちになりたいと思う人がいたら、「ずいぶんと涼しくなりましたね」といった、たわいのない話から始めてみることです。

もし相手が応じてくれたら、次の段階――たとえば、自分の住んでいる地域や年齢、家族構成などを話す段階に進んでいいのですが、相手の口が重いようなら、そこで留めておきます。

そんな人とは「挨拶+ひとこと」が会話のマックスと考えてつきあえばいいでしょう。

そもそもで言うなら、老後のつきあいは「物足りない」くらいがちょうどいいのです。

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