年齢を重ねても若々しさを保つにはどうすればいいか。医師の保坂隆さんは「いい年になっても枯れないためには、異性に気持ちが動き、ドキドキすることが大切だ。同姓だけの活動ばかりしていてはいけない」という――。

※本稿は、保坂隆『ムリなく気楽にちょうどよく 「ひとり老後」の人づきあいの知恵袋』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

運動をする高齢夫婦
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相手が困っていても必要以上に世話を焼かない

リタイア後の友だちつきあいでは、若い頃のように、自分の意見を相手に押しつけるのも禁物です。

長く生きていれば、自分なりの考え方や価値観が構築されています。それはすでに揺るぎないものになっているので、たとえ友だちに「君の考え方は改めるべきだ。○○のほうが絶対正しい」と諭されても、素直には従えないものなのです。

この年齢になって自分の考え方が間違っていたと認めるのは、まるで今までの人生を否定されるかのようで、なかなかつらいものがあります。これは「理屈」ではなく「感情」の問題です。

また、一方的に贈り物をしたり、飲食や遊興費をおごったりするのもいけません。たとえ相手が困っていても、少しくらいのことなら必要以上に世話を焼かないのも長続きの秘訣です。

「一方からあまり大きな重みをかけると、友情は破壊される」(ドイツの作家アドルフ・クニッゲの言葉)という名言があるように、どちらか片方ばかりが負担を背負ったり、引け目を感じたりするようではいけません。

「つかず離れず、バランスよく」

この点を肝に銘じておけば、友情は時間をかけて、より深いものになるでしょう。