かつては「特別な日」に行く場所だった

現状を確認する前に、恵比寿ガーデンプレイスの開業した際の様子を振り返りたい。

開業日は、1994年10月8日。当時の顔ぶれは豪華だ。施設の中心に据えられたシャトーレストランは、フランスの名店「タイユバン」と「ジョエル・ロブション」の名を冠し、“世界初の夢のフランス料理店”とまで呼ばれた。予約は一年先まで取れないとも言われた店だ。

核テナントには百貨店の恵比寿三越。さらに、もとは工場の横で電気機関車と旧型客車を改装した車内で営業していたビヤレストランが、赤れんがづくりの大型ビヤホール「ビヤステーション恵比寿」として生まれ変わった。ウェスティンホテル東京、東京都写真美術館、映画館もそろう。