初対面で印象がいい人は何が違うのか。医師の長尾沙也加さんは「人の印象は、見た目の総合的なバランスによって決まるが、もっとも印象を左右する体の部位がある」という――。

※本稿は、長尾沙也加『美容ドクターが教える 一生使えるきれいのToDoリスト』(KADOKAWA)の一部を抜粋・再編集したものです。

口内を清潔に保つ

人の印象は、見た目の総合的なバランスによって決まりますが、口元というのは表情にダイレクトに関わるパーツなので、印象を左右する部位です。

笑ったときに覗く清潔感のある白い歯、整った歯並び、そして爽やかな息……。

表情豊かな方は口の中まできれいな方がとても多いですが、歯科審美に関する研究でも、整った歯並びと白い歯は「魅力的」「健康的」「信頼できる」といった印象を人に与えることが明らかにされています。

自宅の鏡で歯の状態を見る笑顔の男性
写真=iStock.com/lielos
※写真はイメージです

つまり、歯並びが乱れていたり歯が変色していたりすると、無意識のうちに「だらしない」「不衛生」「近づきたくない」といった印象を与えやすくなってしまうのです。

実際、日々の診療の中で患者さまの口の中を見たりさわったりすることもありますが、きれいな方は、みなさん歯が白く美しいです。

笑ったときの歯の見え方や口元のバランスが、顔全体の美しさを左右する重要な要素であるという研究結果も報告されています。笑顔の中で自然に見える白く整った歯は、顔全体の印象を明るくし、相手に安心感を与えるのです。

毎日フロスと舌苔ブラシを使う

そして忘れてはならないのが「口臭」です。相手の近くで話すときに好印象を与え続けるには、この「目に見えない清潔感」も非常に重要です。

口臭の原因の多くは口腔内の衛生状態に起因しており、慢性的な口臭の約85%が口腔内の問題に由来しているという研究もあります。

口臭は日常のケアだけでも大きく改善できる可能性があります。

自分で思う以上に口臭は人に気づかれているもの……と思っておくくらいがちょうどよいです。香水やミントでごまかすことは一時的な対応に過ぎないので、毎日のオーラルケアは丁寧に行いましょう。

まず第一に、歯磨きを丁寧にすること。デンタルフロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間までしっかり汚れを落としましょう。歯ブラシで落としきれない歯の間の汚れをフロスで取ることで、口臭の原因となる細菌の繁殖を防ぐことができ、口臭対策として効果的です。

次に、舌のケア。舌ブラシで舌苔を取り除くだけで、口臭の軽減に大きな効果があります。起床後のタイミングで行うのが効果的です。朝の歯磨きのタイミングで、やさしく舌苔を取り除きましょう。舌は白いのが通常です。ゼロを目指す必要はありません。

そして、唾液の分泌を促す習慣を取り入れることも大切です。水分補給やガムを噛むなどして、唾液をしっかり出すようにしていると口腔内を清潔に保ちやすくなります。

最近ではマウスウォッシュや口臭チェッカー、ポータブル歯ブラシなど、外出先でも口腔ケアができるアイテムが多く登場しています。バッグやポーチの中にそうしたアイテムをしのばせておけば、どんな場面でも自信を持って会話を楽しめるはずです。