子供のIQを高めるには何をするといいか。知育メソッド協会代表理事の高橋和弘さんは「知育において『広く浅く』ではなく、子ども自身の『大好き』を尊重し、その芽を大切に育むことが大切だ。その一点突破の情熱こそが、結果として他分野の理解度をも底上げし、将来どんな困難に出会っても自力で解決策を見出せる『人生を切り拓く力』へと変わっていく」という――。
※本稿は、高橋和弘『10歳までにIQを最大化する知育メソッド』(大和出版)の一部を再編集したものです。
IQを最も強く、速く押し上げる感情
子どもが何かに寝食を忘れて没頭している姿を見たとき、親としては「そんなことばかりしていないで……」と不安になることがあるかもしれません。
しかし、教育の現場で多くの子を見てきた私からすれば、その「大好き!」という感情こそが、子どもの知能の扉をこじ開ける最強の鍵。
心が踊るほど好きなものを見つけた瞬間、子どもの脳内ではリミッターが外れ、潜在的な伸びしろが一気に解放されます。
大好きな対象に向き合っている時間は、大人が想像する以上に深い集中状態、いわゆる「ゾーン」を生み出します。
この状態のとき、脳はスポンジのように知識を吸い込み、驚くべきスピードで情報を処理し始めます。
するとどうなるか?
昨日まで見えなかった「一歩先の景色」が、霧が晴れるように鮮明に見えてくるのです。
「昨日はできなかったことが、今日は当たり前のようにできる」
この自分自身の成長に胸を弾ませる体験が、「もっと知りたい!」「もっとやってみたい!」というプラスの循環を加速させます。
自走するエンジンが一度かかってしまえば、親が背中を押さずとも、子どもは勝手に進み始めます。
「大好き」という感情は、単なる趣味の領域を超えて、IQを最も強く、そして速く押し上げる、人生においてかけがえのないメインエンジンになるのです。
本稿では、具体的にどのようなメソッドがIQを高めてくれるのかを解説していきます。

