「トランプ専用機」に乗れたのは2人だけ

「フィジカルAIの転換が始まっている」――この実感を裏付ける決定的な出来事が、2026年に2つあった。

1つは、2026年5月13日の北京である。ドナルド・トランプ大統領の中国訪問には17人の米国CEOが招かれた。しかし、特に異例だったのは、トランプ専用機エアフォースワンに同乗できたのは、わずか2人だけだったということだ。テスラCEOイーロン・マスク、そしてエヌビディアCEOジェンスン・フアン――米中テクノロジー覇権を象徴する2社、合計時価総額7兆ドル超のCEOだけが、大統領の傍らに座ったのである。

アップルのティム・クック、Boeingのケリー・オートバーグ、BlackRockのラリー・フィンク、Goldman Sachsのデビッド・ソロモン――他の15人のCEOは民間機や企業ジェットで個別に北京入りした。