【Lesson1】転職サイトの甘言を信じるな――自分で考えた人だけが飛べる

安定にしがみつく人生はもうやめにしませんか

50代は思い切って「飛ぶべき時」だと、私は思います。「飛ぶ」というのは、今いるところを離れて新しい世界へ飛び立つこと、これまでとは違った仕事を始めることです。会社を辞める、独立する。その決断ができるかどうかで、残りの人生はまるで変わります。

飛ばなかった人は、同じ顔ぶれ、同じ会議、同じ景色の人生を送ることになるでしょう。「今の会社が自分にとって最高だ」というのなら辞める必要はありません。ですが、私の目には日々つまらなそうに暮らしている50代が、あまりにも多いように映ります。

人間は同じ日々を過ごしていると、必ず飽きがくるものです。どんな人生にも一度か二度は「飛ぶべき時」が訪れます。50代は経験を積んで、まだ体力もある。だからこそ「飛ぶための適齢期」なのです。それでも、ここぞというときに決断ができる人は、驚くほど少ない。なぜか。組織にいれば安定があるからです。でも、大樹にもたれかかって生きようなんていう発想そのものが、みっともないじゃないですか。

(構成=渡辺一朗 撮影=宇佐美雅浩)