森可成が防御を固めた宇佐山城

道はここまでの参道と一転し、神社の本殿裏を回りこんだ先から本格的な山道に。勾配も全く異なる。宇佐山城ははるか頭上で、どのぐらい先にあるのかさえ不明。急勾配なので、つづら折りに何度も向きを変えながら、ひたすら進む。道幅は徐々に狭くなってくる。崖っぷちのわずかにつけられた山道だけが頼り。

これらは全て自然地形のままと思われるが、どこに城を築くかも築城者の腕の見せどころ。というか、山城ではそれが最重要といってもよいかもしれない。急造される場合が多い陣城(戦場に築かれた前線基地)なら尚更。この場所を選んだのは信長か可成か。いずれにしろ慧眼といえる。

ロープが張られた箇所も
撮影=今泉慎一(風来堂)
ロープが張られた箇所も
上も下も急崖
撮影=今泉慎一(風来堂)
上も下も急崖
【図表2】宇佐山城跡の位置