中小企業の誇り

日本の企業の99%以上を占める「中小企業」。長引く景気低迷や後継者不足、さらには安価な海外製品の台頭により、多くの町工場が今、存続の危機に立たされています。しかし、その逆風を真正面から受け止め、独自の戦略と情熱で「メイドインジャパン」の誇りを取り戻している企業があります。彼らはいかにして困難を乗り越え、唯一無二の価値を築き上げたのでしょうか。

本稿では、プレジデントオンラインで大きな反響と感動を呼んだ「日本の中小企業の底力」を感じさせる3つの物語を紹介します。

1本目は、大阪の小さな革小物メーカーです。技術流出の危機に晒されながらも、「日本でのものづくり」にこだわり、がま口財布ブームを再燃させた不屈の戦略に迫ります。

2本目は、下請け脱却を目指した石けん工場の物語。社員15人の小さな組織が、いかにして売上100億円を誇る人気ブランドへと変貌を遂げたのか。30歳の若き後継者が断行した改革の全貌を紹介します。

そして3本目は、廃業を覚悟した父親の涙を見て立ち上がった息子の挑戦。500人以上の社長をカード化するという斬新なビジネスで日本中の企業を勇気づける、愛とアイデアの記録です。

彼らの情熱と再生の物語は、困難に立ち向かうすべての人に勇気を与えます。

中国に職人技術を売らなくて本当によかった…「メイドインジャパン財布」を復権させた「大阪の町工場」の戦略

(2026年1月27日公開)

製品の顔を作る大事な裁断の工程
製品の顔を作る大事な裁断の工程。完成した物を想像しながら1カットずつ裁断する(撮影=座安 あきの)

現在、日本に流通している革製品は80%近くが輸入品だ。経済産業省によると、うち中国製は40%近くを占める。このまま「日本製」は消えてしまうのか。ジャーナリストの座安あきのさんによる連載「巨人に挑む商人たち」。第5回は「がま口財布の再ブームを起こした革小物メーカー『コルバ』の技術」――〈続きを読む

 

「社員15人の石けん工場」が100億円企業に…後継ぎの30歳元商社マンが「下請け卒業」のため最初にやったこと

(2025年7月11日公開)

グループ売上高100億円突破は「あくまでスタートライン」という松山社長
グループ売上高100億円突破は「あくまでスタートライン」という松山社長(撮影=プレジデントオンライン編集部)

中小企業が生き残る方法はあるのか。東京・墨田区に本社を構える松山油脂は、石けんを製造する小さな町工場から、グループ売上高100億円の企業に成長した。社内の大改革を先導した5代目・松山剛己社長を取材した――。〈続きを読む

 

「俺の代で閉めるから」と泣く父を見て決意した…段ボール会社の息子が「500人超の社長カード」を販売する理由

(2025年5月26日公開)

esspride(エスプライド)の西川世一代表取締役CEO
esspride(エスプライド)の西川世一代表取締役CEO(画像提供=esspride)

父親が営む段ボール会社の厳しい経営状況を目の当たりにした息子が「日本の中小企業に光を当てたい」と始めたかつてないユニークなビジネスとは――。〈続きを読む〉

 
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