高級新車を買う50代以上の経済力
消費への意欲も財力もあることがわかった50代以上の人口ボリュームゾーンですが、それだけに自分が必要、気に入ったと思った商品には多くのお金を払う傾向もあるようです。
高額というところでは、家の次に高い買い物の自動車でも、人口が多く経済力もある50代以上の強さが見えます。
インテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit」によれば、年代別で新車を購入した人の年齢構成を見ると、60代が28.5%と全年代を通じてトップでした。
これは人口構成比以上に高い数字です。また日本でよく見かける高級輸入車のメルセデス・ベンツやBMW、ボルボなどの新車は約6割を50代と60代で買っているというデータもあります。
さらに新車で1000万円以上を支払った割合を見てみると、50代と60代で49%とほぼ半分を占めていることがわかります。
高齢者の自動車運転の安全性への意識の高まりもあるのか、70代以上は1桁の数字に留まりますが、やはり人数も多く経済力もある50代以上は注視すべき対象でしょう。
アクティブシニアにウケている日常品
他にもシニア需要を強く捉えて、売れている商品もあります。
代表的な大人用のおむつは軽失禁用の尿漏れパッドなどがアクティブシニアを中心に受け入れられ、売上金額は右肩上がり。この7年で1.6倍の成長を見せ2000億円突破は目前となっています。
同じく、年齢が高くなると問題が多く出ると言われる口内環境に対しては、歯磨き粉が年代が進むにつれて売れています。
24年の年間購入金額は全年齢平均では1977円ですが、これが60代だと2279円、70代だと2360円と1割から2割近く高くなっていました。
単純に医療などだけではなく、その周辺商品やセルフケア需要などもシニアのニーズに応えられれば、ヒット商品が出てくる可能性も高そうです。
高い商品を買い、経済を回す原動力となっている一方で、この年代は10年後には50代は60代、60代は70代、70代は80代とさらに上にシフトしていきます。
いずれ日本が「超」少子高齢化と言われる国になることは避けられない事実ですが、世界の先頭を走る状況を逆手に取り、この社会問題に前向きに対処していくことが、新たなビジネスチャンスを生む可能性があります。
大人用紙おむつや、年齢によるオーラルケアに対応できる歯磨き粉などは、良いものが出れば売り上げを伸ばすでしょう。



