富裕層やパワー層へのサービスの決め手

これらの傾向を踏まえ、特に購買力の高い富裕層への打ち手としては、例えば、富裕層にコミュニティ化された限定体験、コンシェルジュ同伴のパーソナル提案、保有体験のアップデート(保守・アップグレードの自動化)などが考えられます。

書影
株式会社インテージ『なぜ日本人は、それを選ぶのか? データで読み解く時間とお金の使い方』(朝日新書)

パワーファミリーに対しては“面倒ゼロ”の設置込サブスク、家事分担に効くUI/UXの提供、ワーケーションや学びと絡めた短期パッケージ等で、時間を買う価値を前面に出すことが有効になると思われます。

このようにマーケティングにおいて、ファーストステップであるSTP(Segmentation〈セグメンテーション〉、Targeting〈ターゲティング〉、Positioning〈ポジショニング〉)の、ターゲティングを行ううえで、購買力が高い層を選ぶことは、成功のためのパラメーターになるのではないでしょうか。「富裕層」「パワーファミリー」はともに、有力なターゲットになりえます。

商品やサービスに対して、「富裕層」「パワーファミリー」の行動や考え方の解像度をさらに上げ、彼らのニーズに沿った提供価値を創出することが重要な課題になっていくと考えられます。

(文=未来共創センター長 濱賢太郎)
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