治療後にはうつ病の症状が有意に減少
不眠症に加えて精神疾患のある患者には治療の効果は小さかった。不眠症の症状が全くなくなったのはわずか23%。それでも治療には別の効果があった。
入眠にかかる時間が約90分から約45分に短縮され、一晩あたり平均するとほぼ1時間長く眠れるようになったのだ。治療後にはうつ病の症状が有意に減少したこともわかった。一般的なアドバイスとしては、睡眠とメンタルの両方に問題がある場合、どちらにも対処した方がよい。
CBT-iは更年期の間やそれ以後の睡眠問題の治療法のゴールドスタンダードでもある。2016年の研究では、CBT-iを受けた更年期前後の年齢の女性は主観的な睡眠の質が向上し、寝つきが早くなり、中途覚醒の時間が短くなったと報告されている。
とはいえCBT-iは誰もが受けられるわけではない。睡眠療法士への紹介状が必要なことがほとんどで、たいてい順番待ちのリストは長い。その場合、睡眠制限療法も閉経後の女性に素晴らしい効果があるというのは朗報だ。不眠症の女性150人を対象とした研究では、睡眠制限療法はCBT-iとほぼ同等の効果があった。


