スマホの使いすぎをやめるにはどうすればいいのか。ポイントは「意志の力」に頼らないことだ。精神科医でスマホ依存に詳しい樋口進医師は「自分で決めた小さなルールだけが効く。まずは10分離れて」と言う――。
「使わない時間帯」を少しずつ積み重ねる
スマートフォンの依存は厄介です。スマホはいつでも、どこでも使えるし、用途が多様です。決済や重要な連絡のツールといったエッセンシャル(生活に不可欠)な機能と、非エッセンシャルな機能が混在していますから、「一切使わない」わけにはいきません。また、依存の問題だけでなく、誹謗中傷や情報漏えいといったシリアスなトラブルも。スマホが抱える問題は、本当に複雑化しています。
特に、ショート動画を眺める、あるいは誰かからの反応を「待つ」状態が続くSNSやオンラインゲームは、脳を常に緊張させ、依存性を高めます。次から次へと流れてくる短い動画をスクロールし続けるシステムは、本人の興味をアルゴリズムが学習し、逃れられない「アリ地獄」のようにユーザーを惹きつけ続けます。
依存治療で最も大事なのは、「利用時間を減らす」ことではなく、「スマホが使えない時間帯をどうつくっていくか」という考え方です。
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(構成=西川修一)



