FP相談は50代が最多
ちなみに、日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」の2023年度実施状況報告によると、相談件数の年代別内訳は20代が6%、30代21%、40代24%、やはり50代が最多で34%ですが、60代は11%です。
40代以下が半数を占め、若いうちから備える人が少なくない中、60代が気になります。もうすでに準備は万全ということならよいのですが、「退職金をもらったけど、さて、どうしようか」という人もいるのではないでしょうか。フィナンシャルプランナーはたいてい親切ですし、一度相談してみるとよいと思います。
60代で働いていない人の特徴
一方、それで老後の資金ニーズに対して確信を持てるのか、どれだけ腑に落ちるのかは、また別の話です。
持っているお金の額が同じであれば、正社員・契約社員よりもパート・アルバイト、さらには働いていない人のほうが、お金に対して楽観的です。ガッツリ働いている人のほうが、お金に対して心配性の傾向があります。
純金融資産1億円以上の富裕層でも26.3%が、老後のお金に不安があると回答しています。フィナンシャルプランナーのシミュレーションなどで十分とされる以上のお金を持っていても、お金の不安を断ち切れない人は、お金のことを考えすぎているのかもしれません。考えれば考えるほど、足りないような気がしてくる人もいるのではないでしょうか。お金は必要であり重要なものですが、人生における優先順位第1位ではないはずです。お金は管理するものであって、お金に管理されることは避けたいものです。
働いていない人の傾向としては、お金に関して楽観的であることのほか、年代が上がるほど、「これまでのキャリアやスキルを活かせない」など、自分自身の選択で仕事を辞める傾向が強くなります。
一方、50代後半では「自分自身の健康上の理由」が4分の1強、そのほか、「仕事の負荷に耐えられない」「家族の事情」「家族の健康上の理由(介護など)」を挙げる割合が60代よりも多くなっており、やむなく仕事を辞める傾向が見られます。


