豚骨ラーメンを世界に知らしめた火付け役

さらに注目すべきはその海外展開である。2008年、「一風堂」は満を持してニューヨークに出店。異国の地で本格豚骨ラーメンを根づかせるという挑戦は、当時としては前例の少ない取り組みだった。

しかし「一風堂」は現地の嗜好に寄り添いつつ、日本のラーメン文化を海外に広げ、大きな話題と支持を集めた。

この成功によって、日本の他のラーメン店にとっても海外進出が一つの大きな選択肢となり、「ラーメン=国民食」から「ラーメン=グローバル食」へと認識が変化していった。豚骨ラーメンを世界に知らしめた火付け役としての役割は、計り知れない。