頭も心も軽くなる“一石二鳥”の気分転換法

誰しも、集中力が続かず、つい気が散ってしまうことがあるでしょう。

頭の中に悩みや不安があると、目の前の仕事に取りかかれず、特に行きたいわけでもないのに、トイレに立ったりするなど、ムダな行動を繰り返してしまいがちです。

気分転換を試みるものの、誤った方法では時間を浪費するどころか、かえって疲れをためてしまうことにもなりかねません。

よくあるのが、ゲームによる気分転換です。

最近はスマートフォンで手軽に遊べるゲームも数多くありますが、これが厄介です。短時間のつもりでも、次第にのめり込んでしまい、気づけば何十分どころか、何時間も経っている。

リセットするどころか目的を忘れて没頭し、「またやってしまった」と自己嫌悪に陥り、余計にストレスを感じる――これでは本末転倒です。

もう少し建設的なのが、SNSを開いて、情報収集や人との交流で気分を変えようとすることです。

知人の投稿を見て、「あいつもがんばっているから自分も」と前向きな気持ちになれれば良いのですが、実際には「自分ばかり苦労している」と比較して落ち込むことも多いものです。

自分の投稿に対する「いいね!」の数を気にして、一喜一憂するようになれば、もはや休息ではなく、心をすり減らす作業になってしまいます。

SNSはつながりを得るツールであると同時に、精神的負担を生む要因にもなるのです。

おすすめは「磨くこと」

では、成果を出す人はどうしているのか。

彼らが好んで行うのが「靴磨き」です。

靴磨きは、汚れを落とすという一つの作業に集中できるため、頭を空っぽにし、雑念を払うのに最適です。

しかも、短時間で終わるので、のめり込む心配もありません。オフィスに靴磨きセットを常備しておき、仕事の合間に磨く人もいます。

休日に時間を取ってまとめて磨く人も多く、靴を磨きながら「この靴が自分を支えてくれている」と感謝の気持ちを持つようになるといいます。

これは、靴に限ったことではありません。

彼らは「磨く」という行為を通じて心を整えます。

パソコンやスマートフォンの画面、フォトフレーム、絵画の額、窓ガラスや床など、身の回りのものを磨くことで、頭の中もすっきりしてくるのです。

静電気防止布でノートパソコン画面をクリーニングする
写真=iStock.com/efenzi
※写真はイメージです

磨く作業は単なる清掃ではなく、一種の精神修行ともいえます。

修行僧が本堂や廊下を丁寧に磨くのも、心の雑念を払うためです。

私たちもこの方法を取り入れることができます。

オフィスで靴磨きは難しくても、スマートフォンや腕時計、メガネなどを磨くぐらいならその場で可能です。

数分間、無心になって磨くだけで、驚くほど集中力が戻ってくるでしょう。

さらに、身だしなみも整い、心も軽くなる。一石二鳥の気分転換法として、日常に取り入れる価値があります。