「降圧剤を飲んだらやめられない」は大誤解

そして、起きてトイレを済ませたら、リラックスして計測し、数値を記録しましょう。緊張して上がってしまうようなら、2回計測して低いほうを採用して構いません。できれば、就寝前にも測るようにするといいでしょう。

牧田善二『糖が脳を破壊する』(SB新書)
牧田善二『糖が脳を破壊する』(SB新書)

日本高血圧学会のガイドラインによれば、診察室血圧で収縮期血圧(上の血圧)が140以上、拡張期血圧(下の血圧)が90以上のいずれかに該当すれば高血圧と診断されます。

家で計測すればもっと低くなるはずなので、上が135以上、下が85以上のいずれかで高血圧となります。

なお、血圧は、ちょっとした体調不良やストレスで高くなることがあるので、一喜一憂する必要はありません。むしろ、日々計測していると、緊張が解けて低めに計測することがあるくらいです。

それでも、計測を続けて高血圧状態が長く続くようなら迷わず、医療機関を受診し、適切な治療を受けてください。

ときどき、「降圧剤は一度飲み始めたらやめられないので飲みたくない」という人がいます。しかし、これは非常に非合理的な考えだと言わざるをえません。まず、「やめられない」というのは誤解で、状況に応じて減薬していけます。

それになにより、飲み続けることになったとして、それのどこが問題なのでしょう。服薬することで血圧を正常に保ち、結果として脳や全身の健康を守れるなら、それでいいではありませんか。

服薬を拒否して動脈硬化を進行させ、脳卒中や心筋梗塞を起こす道をあえて選ぶ必要はないと私は考えています。

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