神社めぐりも脳のリセットに

たとえば、特定の宗教を信仰する人たちは、自分以外の脳に意識を向けることで新たな自己発見があるため、その対価、感謝の気持ちとして寄付金やお布施を出すわけです。

その宗教が正しいか正しくないかは、関係ありません。自分以外の死生観を認識することで脳が右脳化するため、気持ちがよくなるのです。

一時期、特に女性のあいだで神社めぐりが流行っていました。これは、髪を切ったり化粧をしたりすることと同じようなリセット効果がある脳コンディショニングといえます。

神社にお参りすることで、左脳ばかり使っていた日常生活とのバランスを無意識にとろうとしているのです。

鶴岡八幡宮
写真=iStock.com/Eloi_Omella
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こうしたリセットは、おおむね男性、特に中年男性が下手です。

着るものはぶら下がりのスーツですませ、休日は寝るときに着たジャージやスウェットのままうろうろする……あえて一般化して言いますが、女性のほうが自分に敏感で、上手に無意識のコンディショニングができています。男性のほうはコンディショニングが下手で、習慣化できない傾向があるようです。

新たな自分の発見は、宗教以上の効果

究極的な脳コンディショニングは、自分の脳を知ることです。そうすると、自分に対して客観性をもつことができます。

多くの人が、「私はこういう人間だ」「私はこうです」と言い張ります。

しかし、そうした主観的な思い込みではなく、

「自分の脳はこうだ」

と客観的に見ることでしか、自分自身を正確に認識することはできません。

自分自身を客観的に認識できると、右脳から左脳へ情報が流れやすくなり新しい自分を自覚できます。自分の脳を知ることは、宗教以上の“新たな自分発見効果”があるのです。