ゴールを見据え、意味のあるプロセスだけに集中

稟議書を提出する場合でも、何枚も添付資料をつけたりしません。A4の用紙1枚という簡潔なものにする方もいます。提案書も会議資料も同じです。何十枚もの分厚い提案資料を作っても、相手は見ません。シンプルで枚数は少なくすべきです。

仕事はなんでも、ゴール(目的)から考えるようにしましょう。ゴールから見て最短距離をとるのです。

ここで誤解しないでいただきたいのは、結果だけを見るわけではない、ということです。プロセスも重視しつつ、ゴールを見据えます。意味のあるプロセスだけに集中し、ムダは極力削減するのです。

書類についても「作成する意味」を考え、意味がない、もしくは以前から作成していたのでなんとなく作っていたものなどは、全てやめましょう。

削減を重ねることで、書類は7割くらい減らすことができるはずです。

書類作成に時間を費やすなら、もっと結果に結びつく、有益な仕事に時間を使うべきです。

石川和男『仕事が「速いリーダー」と「遅いリーダー」の習慣』(三笠書房)
石川和男『仕事が「速いリーダー」と「遅いリーダー」の習慣』(三笠書房)

営業なら、お客様を訪問する。マーケティングなら、市場調査を兼ねて現場の売り場に足を運んでみる。人事部なら、社員のモチベーションアップにつながる研修を探しに、研修会社のオープンセミナーに足を運んでみる。

もちろん定時に帰り、仕事以外にも時間を使いましょう。スポーツジムに行ったり、英会話を習ったり、ビジネスセミナーに行ってみる。家族との団らんの時間も大事です。

仕事のアイデアは、意外なところで浮かんできます。疲れた身体で残業しても浮かびません。リフレッシュしているときに、いい案は生まれるのです。

ムダな書類作りは、ムダな仕事

あなたも、もし職場の書類が多いと感じたら、この機会に見直してみましょう。

既存の書類の意味合いを考え、1年以内に利用しなかった書類を捨て、ムダな書類の作成をやめれば、新たな時間を生み出すことになり、有益な仕事の時間へと結びつきます。

ムダな書類作りは、ムダな仕事です。ムダな仕事を行う時間が、本来しなければならない有益な仕事の時間を圧迫して、仕事が遅くなるのです。

仕事が速いリーダーは、書類をできるだけ簡潔にまとめる!
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