来年1月からスタートするNISA(ニーサ)を巡り、金融機関の口座獲得競争が過熱している。

NISAとは少額投資非課税制度のこと。そのモデルはイギリスで1998年からスタートしているISA(アイサ)だ。概略としては、非課税期間は5年で、年間100万円、総額500万円まで投資した分に発生する値上がり益、配当金、分配金が非課税になる。対象は株式ならびに株式投資信託であり、REIT(不動産投資信託)やETF(上場投資信託)も含まれる。また一部のネット証券会社は、米国株なども対象にする予定だ。ただし、現在保有している商品は移管できない。あくまで新規購入分が対象となる。