国債や借入金を合わせた国の借金が、6月末で1000兆円を超えた。これを国民1人あたりで割ると、生まれたばかりの赤ん坊から、100歳を超えた高齢者も含めて、1人につき792万円もの借金を背負っていることになる。

このようなニュースが流れるたびに、「日本はギリシャ化する」とか、「財政が破綻して国民の生活は大変なことになる」といった話がさまざまな方面から聞こえてくる。

では、本当にそうなるのか。国家財政の危険水準を推し量るうえで参考になるのは、あらゆる事象を先に織り込みながら推移しているマーケットの動向だ。もし、日本の財政が破綻するとしたら、とっくの昔に長期金利は大幅に跳ね上がり、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ、企業の債務不履行のリスクを対象にした金融派生商品)の保証料率も急騰しているだろう。円安だってもっと急激に進んでいるかもしれない。

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