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2026年の箱根駅伝は“5強”の大激戦
2026年の箱根駅伝は青山学院大、駒澤大、國學院大、早稲田大、中央大という前回上位に入った“5強”の大激戦が予想されている。
前回は5区と6区の“山”を区間新で制した青学大が大会新で連覇を達成。5区でトップに立つと、復路は独走するかたちになった。しかし、2位の駒大と3位の國學院大とは平地(5区と6区以外の8区間)ではほとんど差がなく山でのタイム差がトップ3の順位を決めたことになる。
今季は10月の出雲駅伝で國學院大が連覇を果たすと、2位に早大、3位に創価大が入った。11月の全日本大学駅伝は駒大が2年ぶりに制して、中大が2位、青学大が3位。両駅伝はトップ3が入れ替わった。
今回の箱根駅伝はどうなるのか。本稿は「区間エントリー」(12月29日)の前に執筆しており、直前のチーム状態は把握していない。登録選手全員が過不足ない状態で本番を迎えたと想定して考えていきたい。
V候補筆頭は青学大と駒大
“5強”のなかでも優勝候補は青学大と駒大になるだろう。
まずは3連覇を目指す青学大だ。Vメンバー5人が卒業。新チーム始動時は、「優勝は0%」(原晋監督)という状況で、出雲駅伝は7位に沈んだ。しかし、全日本大学駅伝で3位に浮上すると、11月22日のMARCH対抗戦1万mで5人が27分台で走破するなどチームは急上昇している。登録選手の1万m上位10人の平均タイム(28分01秒08)はチーム史上最速となった。
出雲と全日本は優勝争いにまったく絡むことができずに終わったが、箱根駅伝は優位にレースを進めることができるだろう。なぜなら絶対エース・黒田朝日(4年)の存在が大きいからだ。
黒田は出雲6区、全日本7区で区間賞を獲得したが、両駅伝はエース登場前で“勝負”がついていた。しかし、箱根では黒田の3年連続となる「花の2区」出走が濃厚。前々回は1時間6分07秒の区間賞で9位から2位に、また前回は1時間5分44秒の区間新で10位から3位に順位を押し上げている。今回もエース黒田がライバル校からアドバンテージを奪って、レースの“流れ”を作るだろう。

