なぜか朝からツイてない、今日もサイアク。そんな誰にとっても「あるある」な日常を変えることはできないか。スポーツドクターの辻秀一さんは「ごきげんな状態を心がけることだ。チャンスも増えるし、結果も出やすくなり、幸せを感じやすくなる」という――。

※本稿は、辻秀一『いつもごきげんでいられるひと、いつも不機嫌なままのひと』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。

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ごきげんでいると「判断」「選択」「行動」「健康」が高まる

あなたは最近「ごきげん」だった日を思い出せるでしょうか。

理由なんてなくても、なんだか気分がよくて、人にも優しくできて、決断も早く、なぜか物事がうまくいく、あの感じ。

じつは、ごきげんとは、ただ「気分がいい」という状態ではありません。

「判断」「選択」「行動」「健康」など、あらゆる人間としての機能を高めてくれる心の状態なのです。

ですから、ごきげんでいれば、チャンスも増えるし、結果も出やすくなるし、幸せを感じやすくなるのです。

そして人は、自分次第でいつでもきげんよく過ごすことができるはずなのです。

それなのに、多くの人は「ごきげん」という最大の宝物を、気づかぬうちに自ら手放してしまっています。私はこのことが不思議でなりません。

ほとんどの人はこんなふうです。

「きのう、あの人が私にこんなことを言った。ほんとうに不愉快でたまらない。あの人のことを思い出すたびにむかついて、夜も眠れなかった」

オフィスでストレスを感じる男性
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確かにそのとおりなのでしょう。

もちろん悪いのは、配慮のないことを言った「あの人」のほうです。

あなたは何も悪くない。傷ついたのも、悲しくなったのも自然な反応です。

でも不思議なことに、損をしてしまうのは、たいてい「あの人」ではなくあなたのほうなのです。

自分のきげんが悪くなって、人間としての機能が落ちて、体調も悪くなり、結果が出なくなって、幸せじゃなくなって……。

誰かにいやな思いをさせられたうえに、自分までつらくなってしまうなんて、なんだか悔しいですよね。

もし自分のきげんが悪くなって、それで相手が眠れなくなるのなら、不機嫌になった甲斐もあろうというもの。

でもこの世にそんな仕組みはありません。

結局、損をしてしまうのは世界中でただひとり、あなただけなのです。

だから、幸せな人生をつくるのに欠かせないこの「ごきげん」という心の状態を、簡単に手放すのはもうやめましょう。

他人や、ささいな出来事のせいで手放してしまうのはあほらしいと思いませんか?