会社は変革を推進していても、職場には頑なに過去のやり方に固執する「前例主義者」もいれば、ささいな失敗も恐れて挑戦しない小心者もいます。そういう人がいる職場では、新風を巻き起こそうと斬新な提案をしても、なかなか相手にしてもらえず歯がゆい思いをしてしまいます。そこで今回は、保守的な人たちのいる職場で新しいアイデアや提案を通す、とっておきの対処法をお教えします。

まず変えることのメリットとデメリットを提示する

すべての企業に変革が求められています。当然ながらビジネスパーソンには、これまでにない発想での提案や前例のない取り組みが推奨されていますが、思い切って新しい提案をしてみても上司や職場の仲間から冷たくあしらわれてしまう、といったことがよくあります。

経営の上層部が言っていることと、現場で行われていることがまったく違うことに戸惑うことも多いのではないでしょうか。

(構成=大島七々三 イラストレーション=髙栁浩太郎 撮影=宇佐美雅浩)