杉本 苑子(すぎもと・そのこ)

杉本 苑子
歴史小説家
1925年、東京生まれ。文化学院文科卒業。1952年『サンデー毎日』懸賞小説に「燐の譜」が入選したのを機に、選考委員だった吉川英治に師事。1963年『孤愁の岸』で第48回直木賞を受賞。その後、『滝沢馬琴』で第12回吉川英治文学賞、『穢土荘厳』で第25回女流文学賞を受賞。2002年菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。そのほかの著書に『埋み火』『竹ノ御所鞠子』『悲華水滸伝』などがある。2017年没。