文章を書くことは副業に最適

文章に関連した私の経験をお話しします。

2005年に子どものおむつ代でも稼ごうと「清州チョンジュ市の生ごみ削減公募展」に出品したら、どういうわけか1位になりました。

このとき、頭の中で考えるだけではなく、書いて考えを整理し、文章で表現することが重要なのだと気づきました。なので、休まず文章を書きました。

書く能力が伸びてくると、さまざまな公募展に出品するようにしました。そのうち当選するようになり、小遣いを稼いで海外旅行にも行けました。

私の頭の中の知識を整理して出版した本が4冊あります。

兵役中に学んだヘリコプターエンジン整備についての本、『ヘリコプター操縦士と整備士なら必ず読んで覚えておくべきヘリコプターのエンジン原理』(未邦訳)と『航空整備士 回転翼免許 口述試験対策』(未邦訳)、日頃から関心のあった特許と知的財産権についての『特許・知的財産権で一生稼ぐ』(未邦訳)、人工知能の時代に子どもたちに何を教育すべきか悩んで書いた『ハーバードキッズ上位1%の秘密』(未邦訳)です。それぞれ電子書籍や紙の本で出版し、ベストセラーになりました。

本を出版するようになり、文章を書くことがとても良い副業になることもわかりました。

億超えの収入も不可能ではない

一部の人は、仕事をしながら本を出版し、それを足がかりに講師の仕事につなげ、第2の人生を準備しています。『追われない50代を生きる方法』(未邦訳)のイ・モグォン作家、『私の人生の砂漠を駆ける』(未邦訳)のキム・ギョンス作家が代表的です。

私にとって先輩のような方たちであるお二方に尋ねてみると、退職を恐れることはなく、むしろ待ちわびていたそうです。キム・ギョンス作家はYouTubeも運営しています。

うまく文章を書ければ、職場で認められるだけでなく、第2の人生を準備する大きな武器になります。静かにパソコンをつけ、キーボードを叩くだけで副収入が入ってきます。

今日も部屋の片隅で、人知れずNジョブ〈副業や趣味を楽しみながら兼業すること。韓国のスラング〉を始めます。機械式キーボードの音が部屋に響きます。

文章を書くことは、人に知られても、堂々と言える仕事です。たとえ副収入を受け取れなくても、文章への自信がつき、チャレンジ精神が生まれます。

ナムグン・ヨンフン『みんなが読みたがる文章』(日経BP)

私はパウロ・コエーリョの『アルケミスト 夢を旅した少年』(山川紘矢、山川亜希子訳、KADOKAWA、1997年)のような本を書くのが、人生の最終目標です。書けば、人気ウェブ小説『全知的な読者の視点から』のsingNsong作家のように、100億ウォン〈約10億円〉台の売り上げを出せるかもしれませんよ。

あなたも本書を読み、パソコンの横に置いて、ときどき参考にしながら文章を書けば、私より先に億レベルの副収入を得て、経済的な自由を手に入れられるかもしれません。文章を書くことが、あなたの人生をひっくり返す、もっとも簡単な「巨人の道具(頂点に登りつめた成功者の秘訣)」なのです。

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