「一両日中に返事する」とは?
A:「あしたまで」と「あさってまで」の両方に受け取られる言い方ですが、最近では「あさってまで」だと考える人が少なくなってきています。人によって受け止め方が異なることばなので、状況によっては別の言い方をしたほうがよい場合もあるでしょう。
「一両日」というのは、もともと「一日または二日」という意味です。「一両日中に」と言った場合、きょうを一日目・あしたを二日目と考えるか、きょうを含めずにあしたを一日目・あさってを二日目と考えるかによって、解釈が分かれてくるのです。
「一両日中にご返事いたします」という文の解釈について、ウェブ上でアンケートをおこないました。この言い方に対して、きょうが月曜日だとした場合に、返事はあした(火曜日)までにはもらえるのか、あるいはあさって(水曜日)までにはもらえるのか、といったことを尋ねたものです。
「あしたまで」という答えが61%に
まず全体として一番多かったのが「あしたまで」という答え(61%)でしたが、女性(65%)では男性(56%)よりも特に多くなっています。
また、「あしたまで」は、60歳以上ではそれほど多くないのですが、30代では7割に達しています。若くなるに従って「あさってまで」が少なくなっているのは、社会全体がせっかちな方向に変化していることの反映なのでしょうか。