科目というのは絶対ではない

竹内薫『東大卒エリートの広く深い学び方』(かんき出版)

また、地学では、理学博士号を持った先生がひたすらプレートテクトニクスを教える授業がありました。地球全体のプレート構造について理解を促すと、そこから地球の内部に話が続いていき、これが一種の地球科学と融合し、さらに物理学へとつながっていくのです。

あるいは、発表当時は誰も信じなかった、ドイツの気象学者(いまなら地球物理学者)アルフレート・ヴェーゲナーの大陸移動説を紹介するというように、次から次へと科目を横断しながら融合的な学びへとつなげていくのです。

こうした学習を通じて、私たちはあることに気づくことができます。科目というのは一応は分類されてはいても、科目を横断しながら深掘りをしていくとまったく違う科目につながっていき、科目の枠を超えた融合的な学びへと発展させていけるということです。

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