シチュエーション別「会話のネタ帳」【プライベート編】
「It’s another great sunny day!(気持ちよく晴れたね)」
日本に限らず、お天気に関する話題は世界共通の鉄板ネタ。バスを待つ列、エレベーターの中など、気まずさに負けてもたもたしていると余計に話しかけづらくなるので、さっさとハードルの低いひと言を発してしまおう。
「The weather is perfect, isn’t it?(完璧なお天気ね!)」
「Isn’t it?」は、自分の感想の後に相手にふることで、同意や共感をゲットできる。観光地で「Amazingview,isn’t it?(素晴らしい景色ですよね)」など活用の幅は広い。その他、「How about you?(あなたはどうですか?)」も何かと便利。
▼パーティー
「今日はどなたのお知り合いでいらっしゃったのですか?」
最初が肝心。まずは会釈と笑顔。続いて「今日はどなたのお知り合いでいらっしゃったのですか?」と尋ねるのが無難。あまりパーソナルな質問は、共通する基盤のない初対面の相手には警戒されると心得たい。
「こういう場所ってちょっと緊張しちゃうんですよ。なかなか慣れなくて……」
華やかな席が苦手、気後れしてしまう、という人は決して少なくない。先にその気持ちを、自虐的なニュアンスとともに口に出して伝えてしまうと気楽になる。もしかすると、相手も同じように思っているかもしれない。
▼異性とのディナー
「アメリカの80年代の映画が好きで、スピルバーグ作品はほぼ全部観ています」
趣味を問われて「映画鑑賞です」とひと言で終わらせるのはラクをしすぎ。具体的な作品名や思い出話などを織り交ぜて、自分の人柄が伝わるように工夫をしたい。相手との共感ポイントをつくりたいので、マニアックすぎる話はNG。
「実はここだけの話、いまだにお化け屋敷が怖いんだ……」
相手との距離を縮めたい場合は、小さい秘密を共有してみるという手がある。他愛もない自分の弱みを相手に見せてみよう。「僕はすごいんです!」という自慢話を聞かされて、好印象に受け止める人はいない。
「僕は茅ケ崎出身なんだけど、茅ケ崎っていうと何を連想する?」
「主役は相手」だが、相手に話させてばかりでは負担になるため、自分の話も適度に行う。その際、自分語りに終始しないように「どんなイメージがある?」と尋ねるなどして、相手に参加してもらう余地をつくるとよい。
「もし日帰り旅行するとしたら、どこに行きたい?」
「もし明日休みなら何をしたい?」といった「もし○○なら」系の質問は、一緒に楽しい想像を広げられる。必ず自分も回答を準備しておくことが、質問する側のマナー。尋問にならないように、笑顔と柔らかい口調で行うこと。
「そのバッグ、冬っぽくっていいね!」
相手のことを観察して、ちょっとした変化に気づくことが重要。それに対して、さりげなく相手に伝える。身に着けるものは、その人の個性が如実に表れる。褒めるのが照れくさいなら、事実を言葉にするだけでも相手はうれしく感じるもの。
「生まれも育ちも東京なんですか。“東京03”って局番にあこがれました」
相手の出身地を話題にする場合は、まずその土地に関するポジティブなイメージを伝えてから、話を広げていこう。名産品、おすすめの観光地のほか、一般的にどんな場所でデートするのかなど、質問の切り口は無限大だ。
※秀島氏への取材をもとに編集部作成