では、子供の受験時の面接はどうだろうか?

「子供の受験は、父親で合否が決まると言われています。たとえば、父子の目が合うか、父親が話すエピソードが具体的かなど、父親が本当に子供とコミュニケーションが取れているかを見られているんです」

妻に育児は任せきり、という人は、今日からでも子供と接する時間を増やしておこう。

▼鉄板ネタの作り方5
【実際に「見に行く」】
転職の場合も、子供の受験の場合も、必ずその企業や学校へ見学に行こう。セキュリティが許す場所までは入り、社員や生徒の表情や服装などを観察したり、できれば会話を聞けるとGOOD。
【「同業他社」に話を聞く】
ベストは、受ける企業の社員に話を聞くこと。それが難しい場合は、同業他社に勤める人に話を聞いてみよう。同業他社の人が褒めていた、業界内での評判がいい、といった話は面接官に喜ばれる。
【「社長の著書」を読んでおく】
社長の名前を検索するとさまざまな情報が得られる。社長の著書があれば、必ず読んでおこう。また、雑誌や新聞(とくに業界新聞)などで社長や企業自体が取材されている記事も読むとよい。
【「仕事上のエピソード」を用意】
仕事で努力したこと、失敗し、そこから気づき成長したことなどを、“感情”を含めたエピソードにして、いくつか用意しておこう。とくに感情の伴った話は、あなたの人となりが伝わり、好印象にもつながりやすい。
【「創立者の墓参り」に行く】
子供が受験する学校が私立の場合、創立者について調べておこう。創立者に詳しいことは、学校側から必ず喜ばれる。伝記や著書を読むのはもちろんのこと、できればお墓参りまで行っておくと完璧。
野口 敏
シリーズ累計100万部超の『会話がとぎれない! 話し方66のルール』著者。TALK&トーク話し方教室代表。教室では、スピーチ・営業などさまざまな話し方を伝授。『誰とでも15分以上 ホントに! 会話がとぎれない! 話し方50のルール』(すばる舎)が2018年9月に発売された。
(撮影=熊谷武二 写真=iStock.com)
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